古物商許可

不用品を回収して、再販をする場合は、「古物商許可」が必要です。こうした許可をきちんと得ている業者を選ぶことが、業者選びでは大事なのではないでしょうか。ひどい業者になると、ほんとうに使えないものは回収することはしても、その辺りの山で捨てるなんて事件も起きています。そんな事件が起きたときにそのものにあなたの個人情報が含まれていたら、とても嫌な気持ちになるではないでしょうか。 ところで、古物商許可とは、古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、交換する営業をしているものが受けなければならないものです。そして、個物とは、一度使用された物品 、使用されない物品で使用のために取引されたもの、これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたものをいいます。ですので、例えば壊れたタンスを回収してきて、直して売る場合も該当します。ここでいう「使用」とは、その物本来の目的にしたがってこれを「使う」ことをいいます。また、「幾分の手入れ」とは、物の本来の性質、用途に変化を及ぼさない形で、修理等を行うことをいいます。とされています。

古物商許可の取得は簡単!?

古物商許可の取得は、素人でもそこそこの根気とやる気さえあればできるものです。もちろん、めんどくさい場合は専門家に頼むほうが楽で早いです。その分、営業に時間を当てたほうがよいともいえるでしょう。
また、古物商許可には、身分要件がありますので、古物商許可を受けている業者は、そこそこ安心とそれだけでもいえます。古物商許可を受けていない業者は、実は許可を受けられない可能性もあるわけです。どんな身分要件があるかといいますと、成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの、禁錮以上の刑に処せられ、又は一定の犯罪により罰金の刑に処せられて、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない者、住居の定まらない者、古物営業の許可を取り消されて5年を経過しない者などです。簡単に、罪の重い犯罪を犯していたりする者は、古物商許可を受けられません。